2022.10.18
夜泣き・子育てで寝不足&イライラを抱える私が、睡眠不足対策を考えました

こどものしつけや食育、ワンオペ、子育てと仕事の両立など、子育てに悩み事は尽きません。ひと昔前は一緒に住んでいる両親や近所の人に助けてもらえる事も多かったと思うのですが、現在は核家族化がすすみ、子育て経験のある両親に助けてもらうことも難しくなってきました。マニュアルもなく、ネットには情報があふれていて、なにを信じて実行したらいいのかも分かりません。そんな子育て中のパパ・ママの中にはこどもの夜泣きによる睡眠不足に悩まれている方も多いとよく耳にします。

かく言う私も1歳半のこどもがいるのですが、うとうとするもののなかなか寝付いてくれず、ぐずぐず抱っこの繰り返しで未だに睡眠不足に悩まされ目の下にくまをつくる日々を送っています。

今、私は仕事でマットレスや枕の販売に携わっているため、睡眠についての知識を知る機会が増えてきました。この知識を生かし、今後2人目が生まれた際の睡眠不足に対する対策を考えてみました。

子どもは、なぜ夜泣きをするの?夜泣きの原因を調べてみた

子供の夜泣きとは、育児書によると「生後半年頃から1歳半ぐらいの赤ちゃんにみられる、夜間の理由のわからない泣き」をさしています。そして、その夜泣きの原因とされている要因が大きく分けて2つあります。

1つ目が、何らかの不快が重なったときです。お腹がすいたとき、おむつが気持ち悪い時、眠い時など、赤ちゃんが感じる不快感は数多くありますが、自分の気持ちを言い表すことが出来ない赤ちゃんは泣いて私たちに知らせようとしてくれます。それが夜に生じた場合が夜泣きになるのです。

2つ目が、睡眠のリズムがまだ整っていないためです。人間の睡眠は深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を繰り返しています。大人は睡眠の80%が深い眠りですが、赤ちゃんは睡眠サイクルが未発達なため、大人より短いサイクルで深い眠りと浅い眠りを繰り返されています。そのため、浅い眠りの時間も多くなり、少しの物音などで目が覚めてしまい泣き始めてしまうことがあるのです。

夜泣き対策の試行錯誤の毎日

2つの要因をあげましたが、育児書に書かれているように、夜泣きは「理由のわからない泣き」というように、正確な理由は判明されていません。理由がわからないと書かれているのに、それに対する効果的な対策はあるのでしょうか。わからないまま、手探りしながら、たくさんネットで検索し、そこに書かれている事を実行してきました。生活リズムを整えるために決めた時間通りに行動したり、寝室の温度と湿度に気を付けたり、お昼寝の時間を見直したり、夜泣きが改善したこともありましたが、しばらくしたら、また始まっていて試行錯誤の毎日をすごしていました。

夜寝てもらうために、自分の中でルールをたくさん決め、やらなければならない、できてないとダメという脅迫感情に押しつぶされそうになることもありました。心も身体も疲弊し、泣いているこどもにも、それに気づかずに寝ている夫にもイライラしては、ひとり泣きながらこどもを抱っこして朝を迎えることもありました。「イライラするのは当たり前」という言葉に何度も助けてもらいました。今後2人目と考えたときに、私は出産の痛みより、夜泣きによる睡眠不足や情緒不安のほうに恐怖を感じます。

2人目を考えた時の睡眠不足対策を私なりに考えました

寝不足対策は、まず、睡眠の質を上げることです。

こどもが寝ている時に一緒に寝てしまうこともあるかと思いますが、その短い睡眠でスッキリすることができるようになればいいのではないでしょうか。睡眠の質を高める方法はたくさんありますが、育児や家事ばかりに時間を取られ、自分に費やす時間は短いかと思います。そのため、すこしの時間で簡単にできる方法をいくつか紹介したいと思います。

・アロマオイル使う

アロマオイルの香りが脳に直接働きかけ、リラックスや心身のバランスを整える効果が期待できます。おすすめの香りはラベンダーです。ラベンダーには、リラックス効果が高く自律神経のバランスを整え、ストレスやイライラを和らげる効果があるともいわれています。また、安眠効果もあり病院や介護施設でも使われているところがあるようです。ただ、赤ちゃんは匂いに敏感なので香りが強すぎて体に負担になってしまう恐れがあるので、3歳までは芳香浴法(ディフューザーなどでお部屋に香りを広げて、その香りを嗅いで楽しむこと)以外は行わないようにし、ごくごく低濃度で短時間にとどめることをおすすめします。

・温かい飲み物を飲む

寝る前に温かい飲み物を飲むと内臓から体温を上げるのを促してくれます。そして体全体が温まるとリラックスし睡眠をいざなう効果があります。おすすめの飲み物は白湯やココア、ホットミルク、生姜湯、カモミールティーなどです。白湯ならば、寝る前にミルクをあげている人ならば、少し多めにお湯を沸かし、そのお湯を飲めば気軽に始めることができるかと思います。

・自分にあった寝具を選ぶ

自分に合っていない寝具を使って寝ると、熟睡できなかったり疲れがとれなかったりする場合があります。自分の体形や寝方などひとそれぞれにありますので、その人にあった身体にストレスのかけない寝具で寝ることをおすすめします。一般的によいとされているのが、体圧分散に優れ、睡眠中に発生する熱や湿気がこもらないように吸湿・放湿性に優れたものがいいです。この機会にマットレスや敷き布団、まくらを買い替えるのも選択肢の一つかもしれません。

この文章が睡眠不足に悩むお母さんお父さんにすこしでも役にたてたり、共感し気持ちが楽になればいいなと思います。