2022.12.22
横向き寝で睡眠の質を上げるには?枕だけでないマットレスの重要性

横向き?仰向け?うつ伏せ?悩みに合わせて寝姿勢を選ぼう

皆さんは寝ているとき、どんな姿勢で寝ていますか?寝姿勢は大きく「仰向け」「横向き」「うつ伏せ」の3種類があります。うつ伏せ寝を好む人もいますが、ほとんどの人が横向きか仰向けで寝ているのではないでしょうか。

寝ている間に、人は数十回寝返りをうつので、入眠時には好みの姿勢をしていても、実際には右向きになったり、左向きになったり、仰向けになったりして、入眠時と同じ姿勢で目覚めることはあまりないかもしれませんが、人にはそれぞれ「寝やすい姿勢」があるものです。特に、いびきや睡眠時無呼吸症候群などのお悩みがある場合には、呼吸のしやすい横向き寝をすることで、熟睡できる確率が上がります。

睡眠は、日中の活動のパフォーマンスを高めるための大切な休息時間です。

良い睡眠ができれば、疲労回復、成長促進、健康維持のほかにも、美容やダイエット、身体能力のパフォーマンスアップなどいろんな効果が期待できます。良い睡眠を得るためには生活習慣や寝る前の過ごし方など、さまざまな要因がありますが、まずはなんといっても寝具選びが重要です。自分に合った寝具を選ぶことは、心地よさだけでなく、正しい寝姿勢や寝返りのサポートにもなり、睡眠の質を向上させてくれます。

家族も、本人も眠れない…いびきの原因とは

いびきをかく理由は、寝ている間の気道が狭くなっているからです。人の体は、眠っている間、全身の筋肉がゆるんでいます。それは首やのど、舌の筋肉も同じこと。仰向けで寝ていると弛緩した舌は重力で下に落ちて、気道を塞いでしまいます。狭くなった気道に空気が通ると、粘膜が振動して、いびきの音が出るようになります。

普段はいびきをかかない人も、疲れていたり、アルコールを摂取していると、より筋肉がゆるむため、いびきをかきやすくなります。また、体が疲労回復のために、より多くの酸素を取り込もうと口呼吸を始めるのも原因のひとつです。

いびきがうるさいと、一緒に過ごす家族にとっては大問題です。先に寝ても、隣で寝ている人のいびきがうるさくて目が覚めてしまうことも。慢性的ないびきの場合は、毎日のことなので不眠につながるケースもあります。そしてなにより、いびきをかく本人の健康状態も心配です。自覚がなくても、いびきをかくと眠りが浅くなり、日中に眠気を感じたり、集中力や判断力の低下につながります。日中のパフォーマンスを上げるためにも、家族のためにも、いびきを軽減する方法や寝姿勢を考えましょう。

いびき改善、腰痛緩和につながる横向き寝のススメ

いびきの原因は気道が狭くなることなので、気道を確保できる姿勢で眠ることで、いびき改善につながります。仰向け寝は、背中全体で体重による圧力を支えるため、体への負担が少ないのですが、重力で落ちた舌で気道が塞がれやすいので、いびきの原因になりやすい姿勢です。また、うつ伏せ寝は、いびきをかきにくい姿勢とされていますが、首を無理に曲げたり、胸部を圧迫してリンパの流れが悪くなりがちなのでデメリットが多く、あまりオススメできる姿勢ではありません。

舌が気道を塞がず、呼吸しやすく、そして体への負担も少ない横向き寝は、いびき改善の寝姿勢としてもっともオススメの姿勢です。気道が狭くなりがちな肥満気味の人や中高年、扁桃腺肥大などの疾患がある方は横向き寝を心がけることで、いびきを改善できる可能性があります。

また、横向き寝は、呼吸しやすいだけでなく、腰の角度が自由に変えられるので腰への負担が少なく、腰痛緩和にも効果があると言われています。背中を丸めたり、伸ばしたり、重力に関係なく体を動かしやすいので、自分にとってラクな姿勢を取ることができるのも横向き寝のメリットです。

ただし、一般的なマットレスでは、肩に圧力が集中するので肩を痛めたり、肩こりの原因となる可能性もあります。枕の高さを調整し、マットレスと背骨が平行になるようにすると、自然と横向き寝の姿勢が取れるようになります。

横向き寝をサポートするマットレス「呼吸楽眠」

CocoSleepの「呼吸楽眠」は、横向きの寝姿勢に特化して開発したマットレスです。

一般的なマットレスでは、横向きになると肩に圧力が集中してしまうので、寝ている間に肩がだるくなって仰向け寝が基本姿勢になってしまいがちです。そこで、いびきや睡眠時無呼吸症候群、腰痛でお悩みの方のために、「呼吸楽眠」は肩部分にはやわらかいウレタンフォーム、腰部分にはしっかりしたウレタンフォームと使い分けることで、肩にかかる圧力を分散させてラクに横向きの姿勢が取れるよう開発しました。さらに、体圧分散性に優れているので仰向けの寝姿勢や寝返りも快適に行うことができます。また、体に触れる表層部分には吸湿・放湿性に優れたウレタン、床側にはプロファイル加工で床に接着する面積を減らして通気性を確保。寝返りの際に布団の中の空気が入れ替わっても温度や湿度を素早く安定させ、快適な寝心地を実現しています。

枕だけじゃない!マットレスは快眠を叶える大きな構成要素

「枕が変わると眠れない」という常套句があるように、快眠目的の寝具で重要視されがちなのはやっぱり枕。確かに枕の高さや硬さ、材質によって、寝心地が全然違ってくるので、自分に合った枕を選ぶことは大切です。しかし、それはマットレスも同じこと。頭や首だけでなく、体全体を受け止めて、正しい寝姿勢と寝返りをサポートしてくれるマットレスは、良い睡眠には欠かせない重要なアイテムです。

一日7~8時間、人生の1/3が睡眠時間とも言われています。そして、睡眠は起きている間、元気に活動するための休息であり、活力の源です。つまり、人生の充実度は良い睡眠にかかっていると言っても過言ではないのです。マットレスだけで必ずしも快眠が約束されるわけではありませんが、良い睡眠のための大きな要素のひとつであることは間違いありません。ぜひ、ご自身の体のお悩みに合わせて、睡眠の質を高めるマットレスを見つけてください。